「Ultimate Racetrack machine」というキャッチフレーズのパニガーレV4SP2とワールドSBKホモロゲーションマシンのパニガーレV4Rの装備の違いを調べてみました。
V4RにはないV4SP2の特別装備
V4SP2にはスーパーレッジェーラに使われている、カーボン・ホイール、ブレンボstylmaRフロントブレーキ、RIZOMA製フット・ペグ、ブレンボMCSマスターシリンダが装備されています。
フロントとリアのサスペンションはV4Rのものを電子制御しているので、V4Rよりもコストがかかっています。
V4SP2にはないV4Rの特別装備
エンジン以外、V4SP2よりも高価なパーツは見つかりません。
V4RとV4SP2の価格
V4R:463万円
V4SP2:465万円
V4S:358万円
ということで、V4RとV4SP2の価格にはほとんど差はありません。
V4Sは358万円なのでV4Sより約107万円高くなります。
V4RにはないV4SP2の特別装備の価格
カーボンホイール:前後でおよそ100万円
リゾマ製フット・ペグ:192,500円
ドゥカティ・パフォーマンス・ヒールプレート:23,718円
ブレンボMCSマスタ・シリンダ:60,500円(496ドル)
stylma rとstylmaの差を調べましたが、それほど差はないと思います。
stylma R:135,000円(モトコルセ)
stylma:141,900円(モノタロウ)
V4Rにはない装備品の合計額:128万円、これには前後サスペンションのスマートEC2.0の費用は含まれていません。
V4Rの価値
V4RはV4SP2よりも128万円よりも安価な装備しかありません。
よって、この価格差は1103ccのエンジンよりも小さな排気量998ccから1103ccエンジンよりも高出力となる221psを叩き出すエンジンに注ぎ込まれていると思われます。
オプションを選択することでV4RはSP2に近づけることはできますが、エンジンのオプションは選択できないのでSP2をV4Rに近づけることはできません。
このエンジンを搭載しているのはV4Rかスーパーレッジェーラしかありません。1200万円のスーパーレッジェーラはなかなか手を伸ばせませんが、V4Rは400万円ほどで乗ることができます。
今は中古車でしか買うことができませんが、良いバイクを見つけたら一度みてみることもおすすめです。
ちなみに、V4RにはV4Sにはない、カーボンウイング、カーボンフェンダー、STM乾式クラッチ(57万円)などが装備されていることを考えるとV4Sよりもお得なバイクと言えます。