バイクのナンバーを取り付けるためとタイヤからの水しぶきや泥などを後方へ巻き上げるのを防ぐためにリヤフェンダーはあります。でも、このリアフェンダーがあることで見た目が市販車になります。
せっかくのカッコ良いデザインを活かすためにフェンダーを短くするのがフェンダーレスです。
今回はフェンダーレスにチャレンジします。
市販車ではナンバープレート、方向指示器が必要で、タイヤの巻き上げからライダーを守るためにもフェンダーが必要ですが、見ての通り、短くカットされたリア部分のデザインを損なっています。
デザインを活かすためにはフェンダーがない方が圧倒的にカッコ良いですよね。このデザインに近づけるためにフェンダーレスキットが販売されています。
ナンバーの取り付け
昔はナンバープレートを曲げたり、極端に持ち上げたりしてナンバープレートが見えないバイクもあったと思いますが、現在は上方に40°、前方に20°の角度で取り付けなければなりません。
リフレクター
バイクの後方には1、5m以下の高さに、10㎠以上の大きさの赤色の反射板を付けなければなりません。
フェンダーレスを選ぶ
国内のサイトでパニガーレ用のフェンダーレスを探すと3万円ほどします。なかなかの価格です。そんな中、海外サイトで130ドルで販売されていてお買い得なものを見つけました。
それは、アメリカのMOTO Dynamicsというメーカーのフェンダーレスです。ナンバー灯もLEDで良さそうです。youtubeにも取り付け動画がアップされていて、アメリカでは割と知られているブランドだと思います。
中身を確認してみて気づく
中身を見てみて気付いたのですが、ナンバー部が思いの外小さいんですよね。サイズを測るとバイクのナンバープレートのサイズ23cmよりも小さいです。
メジャーの”2”の上に少し見えているのがハイサイダー のLEDウインカーです。アメリカのナンバープレートのサイズではちょど良いサイズなのかもしれませんが、23cmの日本のナンバープレートではその裏に隠れてしまします。
オリジナルのパーツは長さが短いため、このパーツを変更してみることにします。
ホームセンターでちょうど良いものを見つけました。
上がホームセンターで見つけたスタインレス製のアングルです。取り付けてみます。
とりあえず、仮止めしてみました。ウインカー は見えるようになりました。今は無塗装ですが、この後、黒色のペイントします。
配線
説明書によるとパニガーレV4のリアフェンダーに入っている純正のハーネスを使用するようです。リアフェンダーからハーネスを外し、そのハーネスを使って、ナンバー灯とウインカーを繋ぎます。この配線は本来はリアフェンダーの中に収まっていますが、フェンダー部がなくなるので、車体のリア部に入れ込まなければなりません。
ETCも取り付けることができないほどのスペースです。入るのかが心配です。
純正ハーネスと車体は4ピンのカプラーで繋がれていることから、4ピンカプラーを作成してシンプルに接続することとします。
yahooショップを検索するとそういうハーネスを販売されている方もいるので、自分で制作しなくても購入することでも解決できそうです。
ウインカー 部は非常に細いラインがそのまま剥き出しになってしまうこともわかったので、この部分も被服する必要がありそうです。
ハーネスの作成
購入したフェンダーレスの取り付け説明書ではハーネスは純正のものを使うようにされていますが、本来フェンダーの収まっているハーネスをパニガーレのリア部分に納めることは難しいそうなので、ハーネスを自作することとしました。
ハーネスは4ピンのコネクターで繋がれていますので、コネクターを濃運輸しました。
見ての通り、とても小さなパーツなので、圧着に工具が必要です。車のカスタマイズでこの工具を持っていましたが、これでは対応できなさそうで、
この工具を買いました。
この工具で素人でも綺麗に圧着することができます。
見えにくいかもしれませんが、奥から2番目に圧着端子のコンタクタが入っっています。上部のとっぱりがちょうど真ん中に来るようにセットします。
この工具ですが、この状態でロックされています。なので、手を外して挿入状況を確認することができます。ここに、ラインを差し込み、レバーを握ると綺麗に圧着されます。
工具に挿入する時ですが。コンタクタのボックス部分(四角いところ)を外に出すことを忘れないように。ここと潰してしまうとコネクタに入らなくなるので。
ラインの被覆部分も一緒に圧着されるので。被覆部が根本にかかるように圧着してください。
こちらは端子のコネクタ部分ですが、反対側はテールランプとウインカー と接続しないといけません。
オートバックスでキボシを探したんですが、細いラインに対応したキボシが打っていないので、ラインを工夫して、圧着します。工夫といっても大したことではなく、被覆を剥いだ部分を折り返すだけです。
この状態で圧着します。キボシは大きいので、車用に購入していた工具を使用しました。
これは圧着が終わった後の画像ですが、上部のでっぱりにしっかりと嵌ると綺麗に湾曲して圧着できます。圧着前に出っ張りにまっすぐ両サイドが当たっているのかを確認するのがコツです。
ちなみに、被覆は工具のこの部分を使うと簡単に簡単に剥くことができます。
圧着前にキボシカバーをセットすることを忘れないように注意してください。
この作業をナンバーと左右ウインカー 分行います。アースはナンバーと左右ウインカー 分必要ですが、車体側には1カ所の接続となるので、3股を作成してコネクタに接続します。
4つの配線をコネクタに繋ぎ、配線保護スリーブを巻いて仕上げました。
ビニールテープは配線の目印に巻いてます。2色のラインを使っているのはオートバックスに青と赤の2色しかなかっただけです。黒色があればもう少し綺麗に仕上げられたと思います。
これで、車体側の配線は完了です。
ほんとに点灯してくれるかは繋いでみないとわかりませんが。
リフレクター
バイクの後方にはリフレクターが必要ですが、純正のリアフェンダーを外すと無くなってしまいます、リフレクターもなんとかしなければなりません。
まだまで、課題は残っています。
まとめ
今回はリアフェンダーをフェンダーレス化の第1段でした。まだまだ、課題が山積みです。